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JFEグループCSR報告書2017|JFEホールディングス株式会社

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編集方針

CONTENTS

「JFEグループCSR報告書」は、JFEグループのCSR活動をステークホルダーの 皆様に報告し、ご意見をいただくことで活動と開示の充実を図るコミュニケー ションツールとして発行しています。今回は主に以下の試みを行いました。 ・コーポレートガバナンス・コードを踏まえたガバナンス報告の充実と社外

役員座談会の実施

・新規環境データの算出(Scope 3排出量など)、一部環境データ(SOx排出量 など)の集計範囲を国内グループ会社まで拡大、会社別データの開示 ・一部社会性データ(女性活躍など)の記載項目を拡大

◦報告対象範囲 対象期間

2015年度(2015年4月1日~2016年3月31日) 一部対象期間外の活動報告も含む

対象組織

持株会社:JFEホールディングス(株)および傘下の3つの事業会社:JFEスチー ル(株)、JFEエンジニアリング(株)、JFE商事(株)を報告の主体とし、一部JFE グループ386社(連結子会社322社、持分法適用会社64社)の活動を含む 定量情報の一部は、以下のグループ会社を含む(対象会社名は「環境データ集」に記載) ・JFEスチールグループ:

[環境 CO₂排出量] 国内外連結子会社30社

[環境 CO₂排出量以外の環境データ] 省エネ法適用会社のうち、法規

制の対象となる国内連結子会社 ・JFEエンジニアリンググループ:    [環境] 国内連結子会社11社 ・JFE商事グループ:

[環境] 国内外連結子会社32社および国内外持分法適用会社3社 [社会] すべての連結子会社103社

◦関連する報告

以下の情報をホームページに掲載しています。 http://www.jfe-holdings.co.jp/

CSR(社会・環境)

CSR報告書(ハイライト・CSR報告書・環境データ集)PDF JFEグループのCSRへの取り組みに関する最新情報など

会社概要

JFEグループの事業概要、コーポレートガバナンスなど

株主・投資家の皆様へ

JFEグループの経営情報、財務情報、株式・格付情報など

JFEグループ TODAY(PDF)

JFEグループの事業活動内容など

◦発行時期

Web掲載:2016年9月、冊子発行:2016年10月 (前回発行:2015年9月、次回発行予定:2017年9月)

◦参照したガイドライン

GRI「サステナビリティ・レポーティング・ガイドライン第4版(G4)」 環境省「環境報告ガイドライン2012年版」

環境省「環境会計ガイドライン2005年版」

活動主体を分かりやすくす るため、各活動項目に右のア イコンを表示しています。

各項目の活動主体の区分 JFEスチール(株)

JFEエンジニアリング(株)

JFE商事(株)

02

JFEグループのCSR

03

TOP MESSAGE

05

JFEグループの事業と社会

マネジメント

07

FEATURE 1 

社外役員が語る

JFEのガバナンス

11

コーポレートガバナンス

15

CSRマネジメント

16

コンプライアンス

18

リスクマネジメント

地球環境保全のために

21

FEATURE 2 

世界最高の技術で

持続可能な社会の構築に貢献

29

環境マネジメント

33

環境重点目標と実績

35

マテリアルフロー

37

地球温暖化の防止

42

環境の保全

44

資源循環

46

環境配慮商品・技術

49

環境コミュニケーション

社会の発展に貢献するために

51

FEATURE 3 

健康で働きがいのある職場の

構築に向けて

55

お客様・お取引先様とともに

58

株主・投資家の皆様とともに

59

地域・社会の皆様とともに

62

従業員とともに

67

社外からの評価・社内表彰

68

GRIガイドライン対照表

70

環境省「環境報告ガイドライン2012」対照表

71

第三者意見

◦CSR報告書の構成とメディア

詳細版の補遺版として、よ り詳細な環境データをまと めています(PDF) JFEグループのCSR活動に ついて、網羅的に報告して います( 本誌・PDF) CSRの主な取り組みを、分 かりやすくお伝えしていま す(冊子・PDF)

環境データ集(Web)

CSR報告書( 本誌・Web)

ハイライト (冊子、Web)

S E

T

S

E

(3)

JFEグループ企業行動指針

JFEグループの役員および社員は、「企業理念」の実現に向けたあらゆる企業活動の実践において、「行動規範」の精神 に則るとともに以下の「行動指針」を遵守する。経営トップは自ら率先垂範の上、社内への周知徹底と実効ある体制整 備を行い、企業倫理の徹底を図るとともに、取引先にもこれを促す。

本行動指針に反する事態には、経営トップ自らが解決にあたり再発防止に努める。また、社内外への迅速かつ的確な情 報公開を行い、権限と責任を明確にした上で厳正な処分を行う。

1. 良質な商品・サービスの提供

優れた技術に基づいた安全で高品質の商品とサービスの提供 に努めるとともに、個人情報・顧客情報の保護に十分配慮し、 お客様から高い評価と信頼を得る。

2. 社会に開かれた企業

株主はもとより、広く社会とのコミュニケーションを図り、 企業情報について、社会への積極的な情報公開に努める。

3. 社会との連携と協調

良き企業市民として、社会との連携と協調を図り、積極的な 社会貢献に努める。

4. グローバル化

グローバルな視点をもち、各種の国際規範はもとよりそれぞ れの文化や習慣を尊重し、世界の様々な人々との相互理解に 努める。

5. 地球環境との共存

地球環境との共存を図るとともに、快適な暮らしやすい社会 の構築に向けて主体的に行動する。

6. 政治や行政との関係

政治や行政との健全かつ正常な関係の維持・構築に努める。

7. 反社会的勢力への対応

市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力および 団体とは、一切の関係を遮断し、違法・不当な要求には応じ ない。

8. 人権の尊重

社会の人々、従業員を個として尊重し、企業活動において一 切の差別を行わない。

9. 働きがいのある職場環境

従業員にとって魅力に富み、安全で働きがいのある職場を提 供する。

10. 法令の遵守

法令を遵守し、公正で自由な競争に心がけ、適法な事業活動 を行うとともに、健全な商慣習に則り、誠実に行動する。

JFEグループは「常に世界最高の技術をもって社会 に貢献します。」という企業理念を実践していくため に、行動規範・企業行動指針を定めています。それら に基づき、コンプライアンスの徹底、環境保全活動の 強化に努めているほか、安全、防災、品質、人権など を重点テーマとしてさまざまな取り組みを推進してい ます。

事業運営に際しては、公正・公平・透明なコーポ レートガバナンス体制のもと、お客様・お取引先様、 株主・投資家の皆様、地域・社会の皆様、従業員など、 すべてのステークホルダーの利益にかなう諸施策の実 行に努めています。

これからも、行動規範である「挑戦。柔軟。誠実。」 の精神に則りながら、CSRを果たすべく真摯に取り組 んでいくことで、社会に信頼されるJFEグループであ り続けたいと考えています。

JFEグループのCSR

JFEグループは、

常に世界最高の技術をもって

社会に貢献します。

挑戦。

柔軟。

誠実。

企業理念

行動規範

企業行動指針

(4)

持続的な成長と

企業価値向上を目指して

JFEグループは、企業理念である「常に世界最高の技 術をもって社会に貢献する」ことを通じて、企業として の持続的な成長を図り、すべてのステークホルダーに とっての企業価値の向上に努めてまいりました。

JFEグループは2015年度から2017年度の事業運 営の方針となる第5次中期経営計画を策定し、その達 成に向けた着実な取り組みを進めております。昨年夏 以降、新興国経済の減速や資源価格の低迷等の影響に より、極めて厳しい事業環境が継続しておりますが、 グループ各社が持つ「技術優位性」と「多様な人材

力」、そして広い事業領域で培った「グループの総合 力」を活かし、国内収益基盤の強化と海外事業収益の 拡大により持続的な成長と企業価値向上を図ってまい ります。

JFEグループの製品・サービスで、

持続可能な社会の実現に貢献

JFEグループは地球環境との共存を経営の最重要課 題の一つと位置付け、これまでに培ってきた世界最高 水準の技術を活用することで、地球環境課題の解決に 貢献していきます。

鉄は私たちのもっとも身近で生活を支えてくれる基 JFEホールディングス株式会社

代表取締役社長(CEO)

JFEグループの

「技術優位性」と

「多様な人材力」で

持続可能な社会の構築に

貢献します

(5)

本的な素材で、高いリサイクル性を有しており、製品 の寿命が終わった後も、新たな鉄鋼材料として蘇るサ ステナブルな素材の代表です。

こうした特徴を持った素材を扱う鉄鋼事業におい て、製造プロセスや設備の改善による省エネルギー化 に取り組んできた結果、世界最高水準のエネルギー効 率および環境負荷低減を実現しています。また鉄鋼製 造プロセスのさらなる技術開発や設備投資を進めると ともに、途上国への技術移転により地球規模でのCO₂ 削減に貢献しています。

エンジニアリング事業では、エネルギー有効利用、 環境インフラ構築、国土インフラ整備、機械システム 活用といった事業等そのものが環境維持・改善に寄与 するという側面を活かし、事業展開を通じた環境貢献 を進める一方、サステナビリティのさらなる向上につ ながるような商品の開発を推進しています。

商社事業では、省エネルギー輸送の拡大や鉄スク ラップリサイクルの推進を通じて、持続可能な社会の 実現に貢献しています。

人材の育成と従業員が

安心して働ける職場づくり

JFEグループが持続的に成長し、社会に貢献してい くためには「多様な人材力」が必要です。JFEグルー プは国籍や性別に関係なく、多様な人材がその能力を 最大限に発揮できる職場づくりを進めてきました。

特に人材育成に関しては、大幅な世代交代の中で、 知識・技術を次の世代に引き継いでいく技能伝承の取 り組みを強力に推進していく必要があります。これま で個人に蓄積された「知」「技術」を着実に未来の世代 に伝承し、技術力・現場力の確実な向上に取り組んで まいります。また海外事業の拡大に必要なグローバル 人材の育成にも力を入れており、各事業会社にて海外 現地スタッフの採用・育成に加え、若手従業員の海外 派遣などの取り組みを行っています。

また、従業員が安心して働くことができる職場を実現 するには、従業員が安全で健康でなければなりません。

JFEグループでは過重労働を防止するために労働時間の 管理を徹底し、メンタルヘルス対策を行うなど、従業員 の健康増進にも積極的に取り組んでいます。

今後もこれらの取り組みを継続し、中期経営計画で も掲げている人材育成や従業員が安心して働くことが できる職場づくりを行ってまいります。

コーポレートガバナンスの充実

2015年は、改正会社法の施行やコーポレートガバ ナンス・コードの適用開始など、企業統治の見直しや その充実・強化に向けて大きな動きのあった一年とな りました。当社はこれらに先駆け、複数の社外役員の 選任によるガバナンス強化やコンプライアンスの徹底 に努めてまいりました。

2015年10月にはコーポレートガバナンス基本方 針を策定するとともに、社外役員が過半数を占める指 名委員会や報酬委員会を新たに設置し、取締役会の実 効性についての分析・評価を開示するなどさらなる コーポレートガバナンスの充実に努めました。今後の 事業運営に際しましても、公正・公平・透明なコーポ レートガバナンスを徹底し、企業価値の向上に取り組 んでまいります。

社会に信頼されるJFEグループとして

JFEグループは、経営の原則である「公正・公平・ 透明」を貫き、「挑戦。柔軟。誠実。」の行動規範のも と、グループの総力を結集し、「常に世界最高の技術を もって社会に貢献する」ことを企業理念に21世紀の エクセレントカンパニーを目指して挑戦し続けてまい ります。

JFEグループは、お客様・株主・従業員・地域社会 ほかすべてのステークホルダーの皆様と長期的な信頼 関係を築きながら、これからもともに歩んでいきたい と考えております。

(6)

ニーズに対応する高機能商品を展開

世界トップクラスの銑せん鋼こう一貫メーカーです。東西2大製鉄所体制に よる高い国際競争力を持ち、世界有数の技術と商品開発力を活か した「お客様の多様なニーズにお応えする」各種高付加価値商品 を製造・販売しています。

●高機能鋼材および省エネルギー貢献商品の開発  ●製造プロセスの省エネルギー技術開発と世界への普及貢献  ●鉄スクラップリサイクルの推進

持続可能な社会構築への貢献

社会。地球。

持続可能な社会を支える3つの事業

グループ中核商社として、新たな価値を創造

鉄鋼製品の取り扱いを中心に、鉄鋼原料・非鉄金属・化学品・燃 料・資機材・船舶の国内取引および輸出入取引を行い、食品・エ レクトロニクス事業も展開しています。

●環境負荷・エネルギー低減商品の普及 ●省エネルギー輸送の拡大 ●鉄スクラップリサイクルの推進

持続可能な社会構築への貢献

鉄づくり

流通

JFEグループは鉄鋼、エンジニアリング、商社の3つの事業を中心とした企業グループです。

長い時間をかけて鍛え上げてきた技術は、鉄を中核として、 エネルギー技術や資源リサイクル技術など広い範囲にわたり、

地球上のいたるところで、いろいろな形で力を発揮しています。素材として、あらゆる可能性を秘める鉄。 常に世界最高の技術をもって、持続可能な社会の構築のために貢献しています。

●JFEスチール株式会社  ●本社:東京都千代田区

●売上高(連結):2兆4,451億円  ●従業員数(連結):43,874名

【 鉄鋼事業 】

●JFE商事株式会社  ●本社:大阪市北区  東京本社:東京都千代田区 ●売上高(連結):1兆7,564億円  ●従業員数(連結):6,579名

【 商社事業 】

(7)

環境、エネルギー分野で最新技術を提供

コアとしている都市環境・エネルギー分野では、多様な資源をク リーンエネルギーとして有効利用するための技術を提供していま す。また、橋梁などの鋼構造や産業機械の分野にも事業を展開して います。

●再生可能エネルギーの普及 ●廃棄物リサイクルの拡大 ●都市環境プラントとインフラの整備

持続可能な社会構築への貢献

名称 JFEホールディングス株式会社

本社所在地 〒100-0011 東京都千代田区内幸町二丁目2番3号

設立年月日 2002年9月27日

資本金 1,471億円

従業員数(連結)59,460名

URL http://www.jfe-holdings.co.jp/

3

4,317

億円

戦略機能を発揮して企業価値を最大化

JFEホールディングスは、持株会社として、グループ 全体の経営戦略策定や資金調達を行うとともに、上場 会社として、対外的な情報発信を担っています。また、 事業会社は、事業分野ごとの特性に応じた最適な業務 執行体制により、競争力の強化と収益力の拡大を通じ て企業としての持続的な成長を図り、企業価値の向上 に努めています。

■ 鉄鋼事業

  71.2%(2兆4,451億円) ■ エンジニアリング事業   11.5%(3,975億円)

■ 商社事業

  51.1%(1兆7,564億円)

グループ内取引調整額 △34.0%(1兆1,674億円)

調整額(1兆1,674億円)には、セグメント間の内部売上高または振替高とし て、鉄鋼事業:8,756億円、エンジニアリング事業:98億円、商社事業:2,819 億円が含まれています。

会社概要(2016年3月31日現在)

グループ 総売上高 構成比

街づくり

●JFEエンジニアリング株式会社●本社:東京都千代田区

 横浜本社:横浜市

●売上高(連結):3,975億円  ●従業員数(連結):8,967名

【 エンジニアリング事業 】

(8)

企業価値の向上と持続的成長への確かな一歩を

社外役員が語る

JFEのガバナンス

JFEのコーポレートガバナンスにつ いての率直な印象を教えてください。

田:私は社外役員の中では最も 在任期間が短く、2015年に取締 役に就任しました。取締役会に出 席してみると、社外役員の方々が 実にフランクかつ活発にご意見を 交わされていることに驚きました。 かなり辛辣なご意見もあり、フラ ンクに議論のできる取締役会だと いう印象を受けました。私も、そ れぞれの議案に対して、必ず発言 するように心がけています。

大八木:私は監査役という立場で 取締役会に参加しています。私が 会長を務める会社の取締役会で も、社外取締役を中心に非常に活 発な議論が行われていますが、社 外監査役とは、取締役の発言を聞 いてチェックを入れるという役目 が中心だと思っていました。です がJFEの取締役会では監査役こそ 物を言えという雰囲気があり、こ れにはかなり驚きました。今は、 私も監査役の職務を超えて、独立 役員として発言を行うように心が け、できるだけ意見を申し上げる

2015年6月の「コーポレートガバナンス・コード」適用を受け、中長期的な企業価値向上に向けた取締役会のあり方 やその運営充実に向けた取り組みなど、取締役会の実効性を具体的に確認したいとのニーズが強くなっています。今回 は、JFEホールディングス(以下、JFE)のコーポレートガバナンスの状況を、独立した社外役員の立場からステーク ホルダーの皆さまにお伝えするとともに、取締役会でどのような議論が行われているかをより具体的にご理解いただく ため、社外取締役2名、社外監査役2名の計4名による座談会を開催いたしました。(開催日:2016年8月30日)

ようにしています。

前田:私は 田さん、大八木さん より在任期間は長く、2011年か ら取締役を務めています。

私は経営者のお二人とは違い、 大学の研究者・教員でして、就任 当時、大きな意味で技術開発全体 について意見を言ってくださいと 言われましたが、私も取締役会で 社外の監査役を含め、社外役員が 徹底的に説明者に質問しているこ とには驚きましたね。

田さん、大八木さんから、JFE

(9)

の取締役会ではフランクな議論が 行われているとのお話がありまし たが、それはやはり議長である社 長が正直であり、率先してそのよ うな雰囲気を作っているからだと 思います。経営会議で議案が通っ たから、取締役会でもそのまま議 案を通すという姿勢ではなく、社 長も一緒になって質疑を行ってい る印象です。もしディフェンシ ブなスタイルでやろうとしていた ら、議論が進みませんよね。

社外役員の意見を聴く風土は従 来から変わっていないと思います。 変わったことは情報提供で、最初 のころは全体感が分らなかったの ですが、今は全体の流れが十分に 説明されるようになっています。 また現場への訪問もあります。以 前に取締役会が鶴見※1で開催され

ましたし、今後は福山※2や津※3

も開催が予定されています。

伊丹:私が社外監査役に就任して から6年経ちますが、年を追うごと に取締役会が形式的なものでは無 くなってきていると感じます。例 えば、最近は取締役会で事業内容の 説明があり、現場の情報も提供して もらっています。事業所での取締 役会開催もその一例ですが、これを 始めたのは良いことだと思います。 やはり、現場の空気を知らないと いけませんね。加えて、2015年に なって取締役会の諮問機関である 指名委員会と報酬委員会が設立さ れ、さらなる議論の場ができ、ます ます良い方向に進んでいるのでは ないかと感じています。

大八木:そういったガバナンス強 化の取り組みもスピードアップさ れていて、今は他社の先端的なと ころに追いついていると思います。 また伊丹先生のおっしゃる通り、 JFEは我々社外役員に事業内容を

知ってもらう取り組みに力を入れ ている印象を受けます。私も千葉※4

や鶴見のほか、ミャンマーやインド ネシアなどの海外の事業所も見学 し、製鉄業の現場でも極めて高度な 化学反応をコントロールしている ことを知ることができました。そ の他にも、環境問題、安全の問題や 従業員への教育などに注目すると、 どこの事業所でも「JFEの文化」を 垣間見ることができます。このよ うな機会を設ける姿勢はJFEの経 営陣が透明性の高い、オープンな環 境を意識していることの表れでは ないでしょうか。

社外役員としての役割をどのよう にお考えですか。

前田:JFEのような大きな会社で、 社長一人がすべてを詳細に把握す るのは難しいと思います。した がって、私の社外取締役としての役 目は、社長および社内役員が気付か ないことや言いづらいことを把握 し、指摘することだと思っていま す。一般論として、歴代の社長が指 揮したプロジェクトに、現職の経営 陣から意見するのは難しいかと思 います。そのようなところで、私 は「変だ」と思った事柄に関して は、ためらわず社内役員に説明をし てもらうように心がけています。

また、私のバックグラウンドが 製鉄の研究なので、特に製鉄設備 や製品に関しては疑問があること は確認するようにしています。保 守点検の不備は大きな事故につな がりかねないので留意していま す。また残念ながら過去に環境問 題について、反省すべき出来事が ありましたので、そこも注意して います。

社外取締役としての立場を申し 上げましたが、社外監査役の立場 からはいかがでしょうか。

伊丹:社外監査役としては、コン プライアンスや会計監査だけでな く、経営監査も役割のひとつと考 えています。具体的に二点申し上 げます。一点目は、監査役会にお ける牽制機能です。取締役会の前 日には監査役会が開かれており、 そこでは取締役会に上程される議 題についての説明を受けていま す。しかし、その議案には、何か 新たなことをやりたいがために、 現場がある意味で独り善がりな理 屈を構築しているケースもあり、 データの正確さを疑うこともあり ます。その数値の信ぴょう性を指 摘するのはもちろんですが、取締 役会に上程するプロセスにおい て、こういうところに気をつけな いと承認されないよ、といった牽 制機能を果たすことも監査役の役 割です。

二点目は、取締役会の議事録は 第三者が客観的に見ても、きちん と議論がなされたことが適切に記 録されているか、という基準で チェックするようにしています。

大八木:まず監査役という制度に ついて言えば、よく海外の投資家 からは、日本独特の企業統治形態

東京理科大学イノベーション研究科教授。 1972年カーネギー・メロン大学経営大学 院博士課程修了 Ph.D。一橋大学商学部教 授、商学部長を経て、2008年より現職。ま た、株式会社商船三井社外監査役を務める。 2010年6月、当社監査役に就任。

伊丹 敬之

08

(10)

である監査役会設置会社ではガバ ナンスは有効に機能しないと言わ れますが、それは全くの誤解で す。私はガバナンスの基本は現場 を知ることにあると思います。現 場を知り尽くした人たちが監査を 行うという、こんなに優れた統治 のあり方は世界中どこを探しても ありません。

私は社外監査役として、JFEグ ループのガバナンスがどう働いて いるかが、一番の関心事です。多く の関連会社を抱える企業グループ の中で、ガバナンスを効かせるため のさまざまな仕組みや規程をどの ように浸透させているかが私の見 るべき中心課題だと思っています。 また昨今、日本企業でもさまざま な不祥事が発生し、企業のブラン ドを毀損する事象が発生していま す。JFEも「我が社にこんなこと は起こらない」と対岸の火事と捉 えてはいけません。私も、JFEブ ランドを毀損する事が起こらない よう、日々の監査活動において も、常勤監査役から話を聞きなが ら注意するようにしています。私 自身も長年の会社経営で得た経験 がありますので、示された数値的 な情報に関しても疑問に思う点は

指摘しています。

田:私も、取締役とは別の視点 で辛辣な意見を言える監査役がお られたほうが良いと思います。そ の意味で、大八木さんがおっしゃる ように、監査役制度は日本型統治と して、海外投資家に逆宣伝しても良 い仕組みと評価しています。私自 身は取締役としては、事業のグロー バル化に関わってきたので、例え ば為替変動のビジネス立地へ与え る影響について質問をしています。 さらには、私の会社は鉄とは異なる 素材を扱う会社なので、他の素材産 業で起こっているビジネスモデル の変化を念頭に、鉄鋼業への応用の 可能性についても問い掛けをして います。また意思決定を現地に委 ね事業のスピードアップを図るこ とと、グローバル企業としてしっか りマネジメントすることをどう調 和させられるか、という視点で議論 に参加しています。

企業価値向上のために、ガバナン ス面以外ではどのような取り組み を期待していますか。

前田:鉄鋼業界は国際競争のど真 ん中にいます。特に中国が大きな 生産量を占めており、その中で現 在の企業価値を維持するのは大変 なことだろうと思います。今は技 術力でリードできている側面もあ るかと思いますが、今後は製造力 で強いものを持たなければなりま せん。製造力を高めるには、日本 やアジアだけでなく、世界全体で JFEグループを見た時に製造力を どう担保するのか考える必要があ ります。これは大八木さんに教え ていただいたことですが、会社は 株主のためだけにあるものではな く、まずはお客様が重要、お客様 が欲しいものを生み出せることが

大事で、次にそれを作っている従 業員が大事。従業員を大事にでき ない会社の価値は低いはずで、そ れらをきっちりやることが株主の 方々にとっても望ましいことだと 思います。

大八木:JFEのビジネスモデルで 考えると、前田先生がおっしゃる 通り、グローバルに展開して製造 力を向上させることも重要です し、バリューチェーン全体で何が できるかを考えることも必要で す。これは、私の繊維業界での経 験則ですが、繊維業界で国際化に 成功している会社は、素材だけで なくバリューチェーン全体を俯瞰 して収益を上げています。これを JFEに当てはめると、鉄鋼事業だ けを伸ばすのでなく、エンジニア リング事業で何ができるかも考え なければなりません。

もう一点申し上げると、ありと あらゆる点で長期的な計画がある べきですが、残念ながら、今の JFEではこれが見えにくい。大き なポイントで良いので未来に向け た計画をしっかり作って、そこで は、世界No.1になる日をビジョ ンにすべきではないでしょうか。

古河電気工業株式会社取締役会長。 1972年、古河電気工業株式会社に入社。同 社代表取締役社長、代表取締役会長を経て、 2016年4月より現職。また、古河機械金 属株式会社社外取締役を務める。2015年6 月、当社取締役に就任。

田 政雄

帝人株式会社取締役会長。

1971年、帝人株式会社に入社。同社代表 取締役社長CEOを経て、2014年より現 職。また、株式会社リクルートホールディ ングス社外取締役を務める。2014年6月、 当社監査役に就任。

大八木 成男

(11)

田:やはり、中国の鉄鋼業に 真っ向から立ち向かうとなると消 耗戦を強いられます。先ほど、大 八木さんがおっしゃったように、 バリューチェーンのどこで生き残 るかが、今後のJFEにとって鍵と なるでしょう。しかし、完全に素 材以外にシフトすることは現実的 ではありません。素材を高機能化 して、モジュールにしたり、シス テムにしたり、エンジニアリング やコンストラクションを交えて生 き抜いていく方法もあると思いま す。そういう意味で、私もエンジ ニアリング事業には関心がありま すね。いわばEPC※5の側面から

鉄の良さを追求することが、企業 価値を高めることにつながるので はないでしょうか。伊丹先生いか がでしょうか。

伊丹:企業価値の向上のために は、「技術にもっとお金を使え。 従業員にもっとお金を使え」と 言っています。私は以前、学生た ちと戦後日本の鉄鋼業の発展の歴 史を書籍にまとめたのですが、そ の際に、日本の鉄鋼業はもっと衰 退しても不思議ではないのに、な ぜいまだに世界一なのか考える機 会がありました。理由は二つほど あると思っています。ひとつは技 術合理性の高いものに投資をして きて、それが競争力の基盤となっ ていること。もうひとつは、従業 員を非常に大切にする経営をして きたことです。特に従業員に関し ては、日本の鉄鋼業の従業員数の 推移を見ていただくと、本当に ゆっくりと減少していることが分 ります。これは、従業員を無理や り解雇せずに定年退職と新規採用 の調整により人員削減を行ってき たことを示しており、従業員を大 切にしてきたことの表れではない でしょうか。そうすることで、長

期的に良い物を蓄積しようとする 文化が生まれ、技術が蓄積して世 界一を成し遂げているのだと思い ました。やはり、JFEをはじめと する鉄鋼業界には、これを続けて 欲しいと思います。

大八木:従業員を大切にするとい う観点では、最近よくダイバー シティという言葉を耳にします。 JFEでは積極的に取り組んでいる と思いますが、鉄鋼業界の行事に 参加させていただくと、まだまだ 男性の多い業界であると感じま す。鉄鋼業界においても、さまざ まな意味でさらにダイバーシティ を取り入れると、考え方も変わっ てくるだろうと思います。

田:業界のお話が出ましたが、 取締役会の議論や資料の中で、競 合する同業他社との比較が良く出 てきます。同業他社との比較検証 も必要ですが、そこから離れた、 今までとは別の視点で物事を考え るのも重要ではないでしょうか。

前田:そうですね。他社がこれく らいだからうちはこれくらいで、 というのではなく、世界で戦う以 上、1%でも競合の前に出るよう なことを考えなければ、最新鋭の 設備を持っている新興国の企業と の競争を勝ち抜くことはできない でしょう。

伊丹:だからこそ技術にお金を使 えと言っています。

大八木:おっしゃるとおり、昨今 の素材産業の事業環境は大変厳し い。そうした中で我々社外役員 も、JFEの企業価値を向上させ、 持続的成長を確実なものにしてい くべく、今後も一緒にしっかりと 議論していきたいですね。

東京大学生産技術研究所教授。

1981年東京大学大学院工学系研究科金属工 学専攻博士課程修了 工学博士。1996年よ り現職。東京大学生産技術研究所所長、同大 学理事・副学長などを歴任。また、日本電産 株式会社生産技術研究所長(非常勤)を務め る。2011年6月、当社取締役に就任。

前田 正史

※1 JFEエンジニアリング鶴見製作所 ※2 JFEスチール西日本製鉄所福山地区 ※3 JFEエンジニアリング津製作所 ※4 JFEスチール東日本製鉄所千葉地区 ※5 Engineering, Procurement and

Construction。エンジニアリング業 における計画・設計、調達および建設 の3工程を指し、これらを一括して請 け負う事業を「EPC事業」と言います。

10

(12)

コーポレートガバナンス

JFEグループの持続的な成長および中長期的な企業 価値向上を実現し、企業理念を実践するために最良の コーポレートガバナンスを追求し、そのさらなる充 実を図ることを目的として、JFEホールディングスは 2015年10月に、「JFEホールディングス コーポレー トガバナンス基本方針」を制定しました。

詳細な情報はコーポレートガバナンス報告書を参照 ください。

■ コーポレートガバナンス体制

事業会社

取締役会 監査役 会計監査人

経営会議 CEO(社長)

監査部(室) 執行役員

グループ会社 JFEホールディングス

株主総会

取締役会 取締役5名 内社外取締役2名

グループ情報セキュリティ委員会 開示検討委員会

監査室 執行役員

会計監査人 監査役・監査役会

監査役4名 内社外監査役2名

経営会議 指名委員会

報酬委員会

グループ 技術開発会議

社長をリーダーとする CSR・コンプライアンス体制

コーポレートガバナンス

「JFE ホールディングス コーポレートガバナンス基本方針」 ➡

http://www.jfe-holdings.co.jp/company/h-gaiyo/index.html#cg Web

グループ

JFEグループは、持株会社の傘下に事業を展開する 3つの事業会社(JFEスチール、JFEエンジニアリン グ、JFE商事)を置く経営体制をとっています。

持株会社であるJFEホールディングスは、グループ の一元的なガバナンスの中心にあって、全グループの 戦略策定機能を担うとともに、リスク管理と対外説明 責任を果たすなど、グループの中核としての業務を遂 行しています。

また、事業会社は、事業分野ごとの特性に応じた最 適な業務執行体制を構築して事業を推進し、競争力の 強化と収益力の拡大を図っています。

このように、持株会社と事業会社がそれぞれ責務を 果たすことで、株主をはじめすべてのステークホル ダーにとっての企業価値最大化に努めています。

「コーポレートガバナンス報告書」 ➡

http://www.jfe-holdings.co.jp/company/h-gaiyo/index.html#cg Web

は指示、情報の伝達をあらわす。

■は執行体制をあらわす。

CEO(社長)

グループCSR会議 議長:社長

グループコンプライアンス委員会

グループ環境委員会

グループ内部統制委員会

マネジメント

(13)

■ ガバナンス体制

JFEホールディングスおよび事業会社は監査役設置 会社であり、取締役会による業務執行の監督、監査役 による監査という二重の監督機能を有しています。さ らに、経営の意思決定と業務執行の分離による権限・ 責任の明確化、および執行の迅速化を図るため、執行 役員制を採用しています。グループの事業は広汎かつ 多様な分野に跨っており、グループ全体で不正行為を 防止し、内部統制およびコンプライアンス体制を確保 することを重視しています。この観点では法が付与す る強い権限(調査権・差止請求権等)を持った独任制の 監査役が取締役会から独立して経営監視の任にあたる ことが有効であると考えています。

JFEホールディングスにおいては、社外取締役2名 (いずれも独立役員)を含む取締役5名から構成される 取締役会が、経営効率の維持・向上に努めつつ、法定 事項の決議、重要な経営方針・戦略の策定、業務執行 に対する監督を行っています。また社外監査役2名(い ずれも独立役員)を含む監査役4名で構成される監査役 会が経営を監視し、その健全性強化に努めています。

経営の公正性・客観性・透明性を高めることによ り、企業価値および株主共同の利益を持続的に向上さ せることを目的として、これまでガバナンス体制の強 化に取り組んできました。2007年6月から社外取締 役2名を招聘するとともに、最適な経営を機動的に構 築しつつ、経営に対する責任を明確化するため、取締 役の任期を2年から1年に短縮しています。

役名 氏名 主な職業

社外取締役 前田 正史 東京大学生産技術研究所教授日本電産株式会社生産技術研究所長(非常勤)

社外取締役 吉田 政雄 古河電気工業株式会社 取締役会長古河機械金属株式会社 社外取締役

社外監査役 伊丹 敬之 東京理科大学イノベーション研究科教授株式会社商船三井社外監査役

社外監査役 大八木 成男 帝人株式会社 取締役会長株式会社リクルートホールディングス社外取締役 ■ JFEホールディングス社外取締役および社外監査役(2016年7月1日現在)

JFEホールディングスの社外役員独立性基準 ➡

https://www.jfe-holdings.co.jp/company/h-gaiyo/dokuritsuseikijyun.pdf Web

独立社外取締役選任

独立社外取締役の割合を取締役の1/3以上とする ことを目指し、グローバル企業の経営者としての豊富 な経験あるいは有識者としての深い知見を有する者等 の中から、ガバナンス強化の役割を担う独立社外取締 役に相応しく、かつ別途定める当社の独立性基準を満 たす人物を複数名選任しています。なお、当社は既に 目標を上回る独立社外取締役を選任しています。

独立社外監査役選任

監査役会の半数以上を社外監査役とし、グローバル企 業の経営者としての豊富な経験あるいは有識者として の深い知見を有する者等の中から、監査機能の充実の役 割を担う独立社外監査役に相応しく、かつ当社の独立性 基準を満たす人物を複数名選任しています。

■ 指名委員会・報酬委員会

JFEホールディングスは2015年10月に、取締役等の 人事および報酬について、公正性、客観性および透明性を 担保すべく、取締役会の諮問機関として、指名委員会およ び報酬委員会を設置しました。指名委員会および報酬委 員会は、それぞれ委員の過半数を社外役員で構成し、委員 長は社外取締役の中から決定しています。2015年度は 指名委員会を2回、報酬委員会を5回開催しています。

■ 取締役・監査役のサポート

取締役および監査役がその役割・責務を適切に果た すために必要となる法令やコーポレートガバナンス、 リスク管理等を含む事項に関し、就任時および継続的 に個々の取締役・監査役に適合したトレーニングの機 会の提供やその費用の支援を行っています。

また、社外取締役および社外監査役に対しては、会社 経営上の重要な課題を適宜説明するとともに、社長を 含む経営トップとの意見交換や、必要に応じて社内各 部門から行う重要な業務報告聴取への出席、事業所や グループ会社の視察等の機会を設け、職務を遂行する ために必要な情報を十分に提供するよう努めています。

委員会の名称 社内取締役 社外取締役 社外監査役 委員長

指名委員会 2 2 2 田政雄(社外取締役)

報酬委員会 2 2 2 前田正史(社外取締役)

■ 指名委員会・報酬委員会の構成

12

(14)

最適な事業運営体制

JFEグループは、品種・事業ごとの戦略策定と収益 管理の一元化による最適な事業運営を狙いとして、各 社ごとに最適な体制を採用しています。

社名 議長 出席者

JFEホールディングス 社長 社内取締役、執行役員、 事業会社社長、常勤監査役

JFEスチール JFEエンジニアリング

JFE商事 社長 取締役、主要な執行役員、監査役

社名 事業運営体制

JFEスチール センター・セクター制

JFEエンジニアリング 事業本部制

JFE商事 営業本部制

■ 経営会議の体制

■ 各社の事業運営体制

グループ会議

◦グループ技術開発会議

◦グループ情報セキュリティ委員会

◦開示検討委員会

◦グループCSR会議

グループ横断の会議体

グループ共通の技術開発、ITの課題、CSRに関する 取り組みについては、グループ横断の会議体を設けて 審議しています。

役員報酬

役員報酬は株主総会で決議された月間報酬総額の限 度内で、それぞれ取締役会の決議または監査役の協議 により決定されています。また2016年度より、報酬 委員会の議論を踏まえ、社外取締役および監査役(社 外含む)への賞与の支給は実施しないこととしました。

役名 報酬等の総額(千円) 対象となる役員の員数

取締役(社外取締役を除く) 279,352 4名

監査役(社外監査役を除く) 74,734 2名

社外役員 44,447 5名

氏名 役名 社名 連結報酬等の会社別の総額(千円) 連結報酬等の総額(千円)

林田 英治 取締役 JFEホールディングス 150,647 150,647

柿木 厚司 取締役 JFEホールディングス 9,000 149,657

取締役 JFEスチール 140,657

■ 役員報酬等の内容(2015年度)

■ 連結報酬等の総額が1億円以上である者の   連結報酬等の総額等(2015年度) (注)

1 上記には、2015年度中に退任した取締役(社外取締役を除く)1名、社外役員 1名を含んでいます。

2 上記の報酬等の種類は、すべて基本報酬です。

(注) 上記の報酬等の種類はすべて基本報酬です。

■ 取締役会の実効性評価

2015年度より、JFEホールディングスは、取締役 会全体の実効性について分析・評価を実施していま す。分析・評価にあたっては、全取締役・監査役に対 してアンケートを実施するとともに、その回答で得ら れた意見等への理解をより深めることを目的に、取締 役会議長である社長による社外取締役・社外監査役へ の個別ヒアリングを行いました。

アンケートおよびヒアリングの結果を踏まえ取締役 会にて議論を行った結果、取締役会では社外役員の自 由闊達な意見を中心に活発な議論がなされており、そ の実効性は確保されているという評価であることを確 認しています。一方で、実効性のさらなる向上を図る 観点から、取締役会の構成や付議基準、運営方法等に 関する意見が出され、特に中期経営計画や重要な業務 執行案件の決定に際してこれまで以上に戦略的方向性 やビジョンに関する議論を深めるための工夫を進めて いくべきである、との提言が得られました。

■ 重要事項の決定

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JFEグループの内部統制体制は、「内部統制体制構築 の基本方針」にしたがって、取締役会規則、経営会議 規程、JFEグループCSR会議規程などの各種会議規程、 組織・業務規程、情報保存管理規程および企業対象暴 力対応規程の制定や、企業倫理ホットラインの設置な どによって整備しています。持続的な企業価値向上の ため、2014年度に内部統制体制構築の基本方針の一 部改定を行い、内部統制体制の改善に努めています。

内部統制体制構築の基本方針 ➡

http://www.jfe-holdings.co.jp/company/h-gaiyo/naibutousei.pdf Web

新任監査役 研修会 その他研修会 JFEグループ

監査役会議総会 (HD主催、52社47名)

JFE商事 および グループ会社 JFEスチール

および グループ会社

部会・分科会(テーマ別)

JFEエンジニアリング および グループ会社

■ JFEグループ監査役会議

派遣監査役制度 (専任5名で22社)

監査役と会計監査人の連携

監査役は会計監査人(新日本有限責任監査法人)と 定例的および必要時に会合を持ち(2015年度は19 回)、監査計画、監査の実施状況や監査結果の詳細な報 告を聴取するとともに、会計監査人の品質管理体制に ついても詳細な説明を受け、その妥当性を確認してい ます。また、監査役も会計監査人に対し監査計画など の説明を行うとともに、意見交換を行っています。

監査役と内部監査部門の連携

監査役は内部監査部門と定例的および必要時に会合 を持ち(2015年度は5回)、内部監査計画、内部監査 の実施状況や監査結果の詳細な報告を聴取するととも に、意見交換を行っています。

事業会社のガバナンス

JFEホールディングスの取締役・執行役員および監査 役が各事業会社の取締役および監査役を兼ねることによ り、グループ全体のガバナンス強化と情報共有を図って います。また各事業会社の株主総会や経営計画説明会に おいては、JFEホールディングスの経営陣が出席し、各事 業会社の事業報告を受けるとともに、子会社の経営方針 について議論するなど、ガバナンス強化に努めています。

■ 内部統制体制の強化

内部監査

内部監査については、JFEホールディングスおよび 主要な事業会社ならびに重要なグループ会社に内部 監査組織(2016年4月1日時点で計166名)を設置 し、各社の業務運営に対する監査を実施しています。 また、各内部監査組織は、情報を共有することで、グ ループ全体の内部監査体制の充実を図っています。

さらに、事業会社の監査担当者がJFEホールディン グスの監査担当者を兼務することで、グループ全体と しての連携を強化しています。

監査役監査

監査役は、取締役会および経営会議、その他の重要 会議に出席するほか、取締役および執行役員などから 業務報告を聴取し、子会社から事業の報告を受けるな どにより、取締役の職務の執行を監査しています。法 定の監査に加え、さらに以下のような活動により、監 査役監査の充実、監査役間の連携強化を図っています。

◦常勤監査役をホールディングス以下グループの 52社に47名配置しています。加えて、事業会社 から、監査役業務を専任的に行う非常勤の社外監 査役として「派遣監査役」をグループ会社に派遣 しています。各派遣監査役はグループ会社4~5 社の非常勤監査役に就任し、派遣先で監査役監査 の実を上げるとともに、グループガバナンスの充 実に寄与しています(5名が22社を担当)。

◦グループ各社の常勤監査役、派遣監査役で構成す る「JFEグループ監査役会議」を設置し、その下 で部会・分科会ごとにテーマを設けて1年間自律 的に情報交換・研究・研鑽活動を行います。その 成果は「JFEグループ監査役会議総会」で発表さ れ、各監査役の監査活動に活かされています。

14

(16)

CSRマネジメント

■ CSR推進体制図

JFEグループCSR会議

グループコンプライアンス委員会

グループ環境委員会

グループ内部統制委員会 議長: JFEホールディングス社長 メンバー: 副社長、執行役員、常勤監査役、

事業会社社長 その他

テーマ

コンプライアンス、環境、内部統制、人事労働、安全・ 防災、社会貢献、情報セキュリティなど

❶ グループとしての方針審議 (重要案件に対する指示・指導含む) ❷ 方針の浸透状況の監督

❸ 課題や発生した問題への対処事例などの情報共有、 水平展開

JFE商事CSR会議

CSR推進会議(議長:社長)

環境管理部会 コンプライアンス部会

内部統制部会 安全衛生部会

情報管理部会 品質保証部会

防災部会 社会貢献部会

社員意識調査部会 労働法務・労働環境整備部会

JFEスチールCSR会議

CSR会議(議長:社長)

JFEエンジニアリングCSR体制

コンプライアンス委員会 安全衛生委員会

環境委員会 防災委員会

地球環境委員会 内部監査部会

CSR意識浸透部会 人事労働部会

安全・防災部会 CS(顧客満足)部会

社会貢献部会 コンプライアンス委員会

リスクマネジメント委員会 ルールの整備・周知部会

 

グループ

JFEグループは、社会を構成する一員としての企業 の責任を自覚し、より良い社会の構築に向けて企業の 社会的責任(CSR)を果たしていくことを経営の根幹に 据え、取り組みを強化しています。その一環として、 2005年10月、JFEホールディングスに「JFEグルー プCSR会議」(議長:社長、約3カ月に1回開催)を設置 し、コンプライアンス、環境、人事労働、安全・防災、 社会貢献、反社会的勢力への対応など多岐にわたる範 囲を対象として、JFEグループのCSRへの取り組み を監督・指導しています。また、グループを横断する 「グループコンプライアンス委員会」や「グループ環境 委員会」「グループ内部統制委員会」などを設置してそ

れぞれの取り組みを討議するとともに「JFEグループ CSR会議」でこれらの内容を報告・共有しています。

■ CSR監査

JFEグループは、CSRに関する重点項目が適切に実 行されていることを確認するために、内部監査部門に よる業務監査に環境管理、独占禁止法遵守、経費管理、 海外事務所管理、税法遵守、安全・防災などCSRに関 するテーマを盛り込み、各テーマについて計画的に監 査しています。

監査で問題点や指摘などがあれば、JFEホールディ ングスと事業会社の監査部門が連携することで、グ ループ内でその情報を共有し、グループ各社のCSR活 動に反映させています。

マネジメント

(17)

コンプライアンス

社名 集合研修 eラーニング 実施回数 受講者数 受講者数

JFEスチール 85 3,238 748

JFEエンジニアリング 118 3,421 7,379

JFE商事 101 1,792 2,796

■ コンプライアンス研修実績(グループ会社従業員の受講も含む)

的な え

「コンプライアンス(法令遵守)」はJFEグループの 基盤をなすものです。組織を構成する全員がコンプラ イアンスの知識や認識を深め、日々実践することで、 法と倫理に則った誠実で健全な事業活動を行っていき ます。そのために、コンプライアンスの一層の徹底と 定着を図る体制強化と諸施策を実施しています。

りしがちな状況や事例をまとめ、各担当部署による 解説を付記しており、それらの内容は弁護士による チェックを受けています。またグループ各社共通の事 例に加え、事業会社ごとに事業の内容に応じたケース を追加し活用しています。

コンプ

アンスの

ガイドブックの活用

JFEグループは、コンプライアンスの意識強化の取 り組みの一環として、「コンプライアンスガイドブッ ク」を作成し、役員・従業員に配布しています。また、 グローバルな事業展開に対応し、海外事務所などの現 地スタッフ向けにガイドブックの英語版を作成し、適 宜その拡充を図っています。

このガイドブックは、法令や社内ルールを守り、社 会常識に則って行動するための具体的な基準を、100 以上のケーススタディ形式で平易に解説したもので す。日々の業務の中で疑問を感じたり、判断に迷った

コンプ

アンス

企業理念・行動規範に基づいた企業活動を実践する ための指針として、「JFEグループ企業行動指針」を制 定し、企業倫理の徹底について、JFEグループ役員・ 従業員に対する周知を図っています。

またコンプライアンスに関わるグループの基本方針 や重要事項の審議、実践状況の監督を目的として、社 長を委員長とする「JFEグループコンプライアンス委 員会」を設置し、3カ月に1回程度開催しています。 各事業会社でも同様の会議体を設置し、コンプライア ンスに沿った事業活動を推進・監督する体制を整備し ています。さらに、各事業会社でコンプライアンスに 関わる重要情報が現場から経営トップに直接伝わる制 度「企業倫理ホットライン」を導入しています。

ルール周知活動の実施

JFEスチールは、毎年10月を「法令遵守強化月間」 と定め、「ルール周知活動」を実施しています。この 活動では、コンプライアンスガイドブックやイントラ ネットに法務部が掲載している資料、法令、社内規程 などの読み合わせを国内外の部署ごとに行い、法令や ルールを遵守する意識を醸成するとともに、実際の業 務がルールに適合しているかどうかを確認していま す。強化月間の活動を活かして、業務の見直しや、適 切な手続きを経たルール改正も実施しています。

JFEエンジニアリングでは、法務部が発行している 「@法務ニュース」や研修資料のイントラネットへの

掲載により、最新情報の提供に努めています。 JFE商事においても、規程などルールの読合せや、 ガイドブック読合せ・ディスカッションなどを行うコ ンプライアンス強化月間(年2回)を設定し、また、国 内グループ会社や海外拠点の従業員に対しても、多言 語で同様の活動を行い、理解と浸透を図っています。 ■ 研修の実施

JFEグループ各社では、独占禁止法、インサイダー 取引防止、安全保障貿易管理、建設業法、外国公務員 贈賄防止、反社会的勢力への対応などのテーマ別にコ ンプライアンス研修を実施しています。また、管理者 研修や新人研修でもコンプライアンスに関する教育を 行っています。

16

マネジメント

(18)

会社 2013 2014 2015

JFEホールディングスおよび事業会社

(JFEスチール、JFEエンジニアリング、JFE商事) 42 40 51 ■ 企業倫理ホットライン利用件数

グループ

近年、世界的な反汚職意識の高まりや関係当局によ る摘発強化から、外国公務員等への贈賄の問題は大き なビジネスリスクとなっています。JFEグループは、 2015年2月に「外国公務員等贈賄防止に関するグ ループ方針」を制定し、国内外グループ会社に展開す るとともに、事業会社においては、外国公務員等への 贈賄防止に関する体制整備に取り組んでいます。

る り

JFEスチール、JFEエンジニアリングは、過去に独 占禁止法に違反したことを深く受け止め、徹底した再 発防止策を継続しています。また、両社の内部監査部 門は、他社との接触に関し、独禁法に抵触すると推認 される行為がないことを確認するなど、独禁法遵守の 取り組みが適切に運用されていることを監査していま す。監査は支社や支店を含む各事業所を対象に定期的 に実施しています。事業会社のみならず、グループ各

社でも、こうした独禁法違反防止策を実施しています。

に る

JFEグループは、倫理意識の定量的把握、企業理念 などの周知徹底、リスクの洗い出しを目的として、全 従業員を対象とする「企業倫理等に関する意識調査」 を実施しています。

最近の調査から、「以前に比べコンプライアンス意識 や行動が変わってきた」と前向きに捉えている従業員 が多いことが分かりました。会社の方針や理念の認知 度も大幅に向上しており、コンプライアンスに関する 仕組みや活動が従業員に着実に浸透してきています。

意識調査の結果は、組織の改善や従業員の教育・啓 発などの施策に活用しています。

JFEグループは、コンプライアンスに関わる重要情報 が現場から経営トップに迅速かつ正確に伝わるよう「企 業倫理ホットライン」を設置しています。ホットライン の運用にあたっては、通報者・相談者の保護に関する規 程・ルールを定め、積極的な情報提供を促進していま す。このホットラインは、グループ会社も利用できるよ う公開しているほか、監査役に対して直接通報または相 談を行うことができるよう整備しています。なお、通 報・相談を、定期的に常勤監査役へ報告するとともに、 取締役会において運用状況の確認を行っています。 ■ 主な取り組み

JFEスチール、JFEエンジニアリングにおける主な 取り組みは以下の通りです。

◦経営トップによる決意表明

◦ 独禁法の知識習得と独禁法違反が会社や個人に与 える影響の大きさを理解させるための具体的事例 に基づいた独禁法研修

◦就業規則を改定し懲戒事由に独禁法違反を明示 ◦同業他社との接触に関するルールの厳格化 このほか、JFEスチールでは営業部門が加入する社 外団体の活動内容の確認、JFEエンジニアリングでは 受注決定プロセスの透明化などに取り組んでいます。 またJFE商事においても、独禁法遵守状況・加入団 体実態調査のアンケート、同業者との接触状況記録化 などの取り組みを行っています。

社会的

(19)

■ JFEグループ情報セキュリティガバナンス体制

リスクマネジメント

リス

知的財産の管理

JFEグループは、事業活動のさまざまな場面におい て知的財産の適切な管理を実施しています。第三者の 知的財産権の侵害を防止するために、事業に関連する 知的財産の最新情報を管理し、必要な対策を取ってい ます。また、知的財産管理に関する従業員の教育・啓 発も継続的に実施しています。グループの知的財産に ついては、事業と研究開発の連携を強化し、その成果 を知的財産権によって保護し、積極的に活用すること で、グループの競争力向上を図っています。

リス

ジ ント

JFEホールディングスが持株会社として、「内部統 制体制構築の基本方針」に基づきグループの包括的な リスク管理を担っており、「JFEグループCSR会議」 を通じて情報の集約と管理の強化を行い、リスクの発 生頻度や影響の低減を図っています。事業活動、倫理 法令遵守、財務報告・情報開示などに関するリスク管 理については、担当執行役員などがリスクの認識に努 め、必要に応じ適切な会議体において確認・評価し、 その対処方針を審議・決定しています。

個人情報保護

JFEグループは、個人情報の取り扱いに関する「個 人情報保護に関する基本方針」を定めています。方針 に基づき、個人情報の管理に関する社内規程を整備 し、各種法令などとともに従業員への周知徹底、教育 啓発活動を行うことにより、個人情報の適切な保護に 努めています。

また、マイナンバー制度による個人番号を含む情報 は「特定個人情報の適正な取扱いに関するガイドライ ン」に基づき、安全管理措置を講じ適切に対応してい ます。

情報セキュリティ

JFEグループは、グループ全体で「情報セキュリ ティ管理規程」を制定し、不正利用の防止、情報漏洩 の防止などの対策を実施しています。規程は外部機関 から得られた情報や事故事例などを参考にして定期的 に見直し、対応の強化を図っています。また従業員に 対する指導・周知と、自主チェックリストに基づく監 査により、対策実施の徹底を図っています。

また情報セキュリティに関する重要課題を審議・決 定する機関として2015年6月に「JFEグループ情報セ キュリティ委員会※1」を設立しました。さらに、2016

年4月に、グループ主要各社の情報システム部門に よって構成される、情報セキュリティ・インシデント 対応の専門チーム 「JFE-SIRT※2」を設置しました。

「JFE-SIRT」の主な役割は以下の通りです。 1. グループ内の情報セキュリティ基盤の共通化

計画を立案・推進

2. 最新のセキュリティ情報をグループ内に展開 3. インシデント発生時の早期収束対応

4. 情報セキュリティに関する規定の整備・見直し 5. グループ内のセキュリティ相談窓口

なお、2016年1月には、同じ課題認識を持つ他企 業とセキュリティ関連情報を共有化し、インシデント 発生時には相互に連携することを目的に、「日本シー サート協議会」に加盟しています。

※1 設立当初は「グループIT会議」として発足し、2016年4月に現機関名に改称 ※2 JFE-Security Integration and Response Teamの略

CEO(社長) グループCSR会議

グループ各社 執行役員

定期的に報告

実行 報告

監査、監視 企画、提案

決定 リスク情報 共有

JFE-SIRT

グループ情報セキュリティ委員会

情報セキュリティ 統括管理者

18

マネジメント

(20)

JFEグループはBCP(Business Continuity Plan:事業 継続計画)の観点から、従業員の安全確保、緊急時マニュ アルの整備などの体制構築を行っています。

JFEスチールでは、大規模地震や津波を想定し た全社訓練を毎年実施しています。また訓練結 果を受け、指揮命令機能維持のための連絡手段の拡 充、システムのバックアップ機構や地震発生時の連絡 拠点の整備など、防災体制の強化に努めています。災 害に強い企業を目指して、設備と人を対象とした活動 のさらなるレベルアップに取り組んでいます。

S

JFEグループの主な情報セキュリティ対策

不正利用の防止

❶ JFE統合セキュリティシステムによる認証基盤 ❷ パスワード+α(ICカードなど)によるパソコン起動認証

情報漏洩の防止 盗難・紛失対策

❶ 生体認証などによるデータセンターへの入退室管理 ❷ 執務室への入室制限

❸ セキュリティワイヤーによる機器管理 ❹ モバイルパソコン内ハードディスクの暗号化 ❺ リムーバブルメディアの暗号化

情報漏洩対策

❶ リムーバブルメディアへの書き出し制限とログ管理 ❷ グループ外への発信メールチェック

❸ グループ内外への発信メールの全量保管

❹ 社外サービス(Webメール・掲示板、ファイル共有等)の 利用制限

❺ 認定パソコン以外のグループネットワークへの接続防止

外部脅威への対策

❶ ファイアーウォールによる外部からのアクセス制限 ❷ 不審な通信の検知・防御

❸ マルウェアに対する多重の侵入防止対策

JFEエンジニアリングでは、全従業員が「大規 模地震防災マニュアル」を携帯しています。こ のマニュアルには、東日本大震災の教訓を反映した大 規模災害時の従業員の行動基準が明記してあります。

JFE商事では、災害時の初動マニュアル、事業 所長の緊急時対応マニュアルの作成、非常用通 信手段の整備、備蓄食料品の配備、安否確認システム の整備と応答訓練、グループ会社も含めた年1回の総 合訓練を行っています。

E

(21)

地球環境保全のために

J F E G r o u p C S R R e p o r t 2 016

20

参照

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発電所名 所在県 除雪日数 中津川第一発電所 新潟県 26日 信濃川発電所 新潟県 9日 小野川発電所 福島県 4日 水上発電所 群馬県 3日

2022.7.1 東京電力ホールディングス株式会社 東京電力ホールディングス株式会社 渡辺 沖